11月中旬に行った東京旅行での心残りと言えば、写真を撮らなかったことだ。写真を入れると見ている人も楽しくなる。ただ、楽しませることが目的で何やりたいのかよくわからないブログになるのは滑稽だ。私の場合ブログでの発信は自己ブランディングに関わってくるのだから「どう見せたいのか」「どう見て欲しいのか」を考えて作っていく必要がある。だけれどもブログの方向性も個人の学びの蓄積なのか外部に向ける自己発信なのかよく分からない状態になっているのが現状だ。まだまだ外部発信出来るほど力がないよーとか言い訳にしか過ぎない。どちらかというと外部発信していくための主軸がなかったんだなぁという感覚だろうか。そういう意味でもし写真を撮っていたとしてもここには載せられなかったのかもしれない。でも次からは載せられると思う。私にとって大事な主軸を得たのだ。
その主軸はどこで発見したのか。それは東京旅行の行き先の一つであるNOSIGNER事務所での話合いの中でだ。そもそも東京に行った理由は、京都で一度お会いしたNOSIGNERさん(太刀川英輔氏)の事務所見学に行く事、回向院の副重職に仕事の話をしにいくことである。今後お寺関係の仕事が増えそうな気がするのは気のせいだろうか。
話がずれたので本題に戻す。事務所での話はダイアログというより優しさと痛烈さの交わった説教であった。来年度から東京いって仕事もらったりデザイン勉強しようかなーなんてふわふわしていた私は恥ずかしくなる気持ちになったが、それをここでさらけ出しても私もあなたも得はしないので多いに控えたい。よって、得た一番大きな学びを書いていく…だがしかし、この学びを書いて得する人がいるのか疑問ではあるのだろうか。そもそもそこにすら需要はないのではないのではないか。うーん、どうしようか。などと疑問を持ってみたものの書くと決めたのだから書くのだ、さあ書くぞ、やれ書くぞ!誰得でもいいのだ、今は自分のために書くのだと。
その学びとは、「尊敬する人はちゃんと見つける事」だ。へえへえ、そりゃあ素晴らしい気づきである。非常にシンプルで当然でむしろそんなことも知らないの?と軽く流されるかもしれない気づきだ。ただ、私はその事を今まで実感として持ち合わせていなかった。そもそも尊敬する人とは、自分にとっての指針であり、最近の?言葉を使うとすればロールモデルというやつであろうか。ロールモデルなんて言葉にしてみるとなんだか自己啓発的で充実したやる気に満ちあふれた大学生の様なイメージを(個人的に受けるがみんなどうなの?)受けて少々気持ちが悪いのだがそもそも自分とは何かを分からず、何が一番きれいで美しくてかっこいいのかも分からないのにデザインなんか出来るかというのは最もな話だ。何はきれいで、何がカッコいいのか、何が可愛いのかをもう一度知るために自分の尊敬する人をちゃんと見つけたい。
半年前に師匠に言われた言葉が重くのしかかる。
「20代前半なんてなにやりたいか何したいかも分かんないんだから、色んな人の話聞きに行けよ。そうすれば段々何したいか分かってくるから。」次回はそもそも私の主軸とは何かについて書きたいなあ。